アメリカの迷信
日本人の学生が、アメリカにホームステイをしていました。
ある雨の日、外出先から戻ったあとに濡れた傘を広げて室内で乾かしていると、ホストマザーがやってきて「家の中で傘を開かないで」
と注意されました。
これは一体どうしてでしょう?
実は、アメリカにはTo open an umbrella in the house will bring bad luck.(家の中で傘を開くと不運を招く)という迷信があるのです。
ホストマザーはこの迷信を信じていたので、学生に注意したというわけ。
アメリカでは広く知られている迷信のひとつですが、国が違えば知らなくても仕方ありません。
そんなときは、誤解を生まないようにI’m sorry, but I didn’t know it’s bad luck to open an umbrella in the house.
(ごめんなさい、家の中で傘を開くと縁起が悪いとは知りませんでした)
と伝えるといいでしょう。
ちなみに日本でおなじみの「くしゃみをしたら誰かが噂している」という迷信はアメリカにもあり、
英語ではIf you sneeze, it means someone is talking about you. のようにいいます。
POINT
アメリカのその他の迷信も確認しましょう。
If you walk under a ladder, you will have bad luck.
(ハシゴの下を歩くと縁起が悪い)
To break a mirror will bring seven years bad luck.
(鏡が割れると7年間不運を招く)
If a black cat crosses your path, you will have bad luck.
(黒猫が横切ると縁起が悪い)