コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~free rein~

日本人が知っておくと便利な英語表現~free rein~

2022-01-18 | 英会話のコツ

Could you draw something here for me?
宣教師
宣教師
リキ
リキ
いいよ! 何のイラストにする?
Just give your imagination free rein.
宣教師
宣教師

free rein

rein とは馬を操る「手綱」のこと。通常は複数形で、pull on the reins(手綱を引く)のように用います。

rein の読み方は「レイン」ですが、free rein は決して「自由な雨」ではなく、

思いのままに手綱を操れるということから「自由裁量、行動の自由」を表すイディオムです。

give your imagination free rein を直訳すれば「あなたの想像力に自由な手綱を与える」ですが、

これは「あなたの想像力を自由に働かせる」ということにほかなりません。

このように give … free rein の形で、「(感情などを)自由に表現させる」という意味になります。

また、give … free rein は「(人に)好きなように仕事をさせる」の意味でも使えます。

A: How is preparation for the play going?
(お芝居の準備はどんな感じ?)

B: The director gave me free rein to develop my character, so it’s been a lot of fun.
(演出家が私の役作りを好きなようにさせてくれたので、楽しくやっているよ)

A: Isn’t that color a little too bright for a sofa?
(その色、ソファーにはちょっと明るすぎない?)

B: My husband gave me free rein over choosing furniture, so I don’t think he’ll object.
(夫は家具選びを私に任せてくれたので、反対しないと思うわ)

reinの他の意味

「手綱」は何かを制御するものなので、rein には「統制、統率力」の意味もあります。

take up the reins で「主導権を握る」、hand over the reins of … で「〜の支配権を譲り渡す」です。

また、keep a tight rein on … なら、次のように「〜を厳しく統制する、〜をしっかり抑える」という意味になります。

A: Aren’t you going to Osaka for the meeting?
(会議で大阪へ行くのではないのですか?)

B: The boss said we have to keep a tighter rein on travel expenses, so I’m going to join via Zoom instead.
(上司が言うには出張費をもっとしっかり抑えないといけないので、代わりにZoomで参加します)

リキ
リキ
「レイン」と言っても雨ではないんだね!
That’s right. It just means “draw what you want.”
宣教師
宣教師
リキ
リキ
よし、なら好きなように描くよ!

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人のための基礎英語表現~I have a lot of baggage~

have a lot of baggageは「悩みが多い」という決まり文句でもあります。この場合、baggageという単語の意味は「精神的な重荷、悩み」になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~give someone one’s word~

wordは「単語」「言葉」などという意味ですが、実は「保証」や「約束」という意味もあります。相手に対して自分の言ったことを「保証する」「約束するよ」と言いたい時に使う表現になります。I’ll keep my word.といっても同じような意味になります。反対に相手に約束してほしい時には、Can you give me your word?(約束してくれる?)のようにも使います。どちらも使えるようにしておくといいですね。

日常英会話で使える表現~マイルドな否定の表現~

そんなときに役立つのが、I’m not so sure. / I’m not sure about that. というフレーズです。

be sure は「確信がある、自信がある」という意味。直訳は「そんなに確信が持てない/そのことについては自信がない」です。

日本人のための基礎英語表現~have a taste for ~

have a taste は「味見をする」というイディオムですが、he has a taste for golf は「彼はゴルフの味見をします」という意味ではありません。実は、have a taste for … で「~の趣味がある、~をたしなむ、~を好む」という意味になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~show someone the ropes~

ropeは「ロープ」「縄」という意味ですが、口語ではthe ropesで「コツ」という意味もあります。なので、show someone the ropes で「コツを見せる」つまり、手ほどきをする、コツをやってみせるといった意味で使われます。似ている表現でlearn the ropesというイディオムがあり、「コツを学ぶ」「要領を得る」といった意味になります。諸説ありますが、船上でのロープの扱いを覚える=慣れる、というところから生まれた表現だと言われています。ropesと複数形にするのを忘れないでくださいね。