感情表現
うれしいとき、楽しいとき、悲しいとき、残念なとき、感情をあらわす表現はいろいろとありますが、
慣用句を使って、その絶妙な気持ちを表現すると、相手との心の距離がぐっと近づき、
コミュニケーションが円滑になるかもしれません。早速例文を見てみましょう。
有頂天だ on cloud nine
On cloud nine は「とてもうれしい」「有頂天」といった意味。語源は諸説ありますが、
アメリカの気象局が雲を9つのタイプに分類した際に、非常に高くまで上昇する「積乱雲」をcloud nineと表現するようになり、
その高い積乱雲の上はまさに天国、という解釈から、この表現が使われるようになったと言われています。
A: I passed the qualification exam! I feel like I’m on cloud nine.
資格試験にパスしたの!天にも昇る気持ちだわ。
B: Congratulations. You studied so hard for the exam.
おめでとう。試験勉強、すごく頑張っていたもんね。
胸が詰まる feel a lump in one’s throat
lumpは「かたまり」を意味するので、feel a lump in one’s throatを直訳すると「のどにかたまりを感じる」となります。
つまり、のどもとがつまる→胸がつかえる、という解釈から、「切なさや悲しみで胸が詰まる」「ぐっとくる」状態を
あらわします。
A: How was his new movie?
彼の新作映画、どうだった?
B: It was amazing. I felt a lump in my throat with the last line.
すごくよかった。とくに最後のセリフにグッときたよ。