born with a silver spoon in one’s mouth
一見「銀のスプーンをくわえて生まれる」のような意味に思えますが、
これは実は生まれながらにしてお金持ち、裕福な家庭に生まれる、という意味で使われるフレーズです。
silver spoon には「銀のスプーン」以外にも「富」という意味があり、まさに財産の象徴となる言葉になります。
転じて、そういったものを使っている家庭に生まれた、つまり「裕福な家庭に生まれついた」ということになります。
ヨーロッパの裕福な家庭や貴族の間では、銀食器は受け継がれて行くもので、「財産」という位置付けでもあるようです。
A: What will you do if you quit your job?
(仕事やめてどうするの?)
B: I’ll look for another one, of course. I wasn’t born with a silver spoon in my mouth.
(もちろん仕事を探すよ。お金持ちじゃないし)
not born yesterday
not born yesterday は「昨日生まれていない」ですが、つまり「赤ちゃんじゃない」「そんなに無知ではない」という時に
使う表現になります。誰かに騙されそうになった時や、
当たり前の質問をされて「みくびるなよ」というニュアンスでおもわず放ってしまうひと言になります。
親しい人の間で使うカジュアルな表現です。
A: Did you know that there are no more samurai in Japan?
(日本にはもう侍はいないって知ってた?)
B: Are you kidding me? I wasn’t born yesterday!
(からかってんの?そんなに無知じゃないよ!)