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日本人が知っておくと便利な英語表現~ポジティブなcouldn’t~

2021-10-13 | 英会話のコツ

ユキ
ユキ
最近、シスターは引っ越したんでしょ。新しい住まいは気に入った?
My new apartment is lovely! I couldn’t be happier.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
すてきなアパートなのに、幸せになれなかったの…?

couldn’t

couldn’tは「できなかった」という否定の言い方なので、よくないイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、大変ポジティブな意味合いで用いられることもあります。

形容詞や副詞の〈比較級〉と一緒に使うと「これ以上にはなりえない」、

つまり「この上ない」という最高の状態を表すことができるのです。

たとえば It couldn’t be better. なら「これよりも良いことなんてありえない」→「この上なく良い」という意味になります。

A: How’s your new job going?
(新しい仕事はどう?)

B: It couldn’t be better! I’m so glad I joined this company.
(最高だね! この会社に入れてすごくうれしいよ)

A: Congratulations on your pregnancy!
(妊娠おめでとうございます!)

B: Thank you! We couldn’t be happier.
(ありがとう! 私たちは最高に幸せです)

POINT

このような couldn’t と〈比較級〉を組み合わせた英語表現を踏まえていないと、相手が本当は肯定的なことを言っているのに、

「〜できない」と不満を口にしているのかと勘違いしてしまうので、気をつけましょう。

何かを話し合っていて、I couldn’t agree with you more. と言われたら、

それは「もうあなたには賛成できません」の意味ではなく、「まったくの同感です」という最大限の賛同なのです。

似たような表現に、I couldn’t ask for more. というものもあります。

「それ以上は頼めなかった」ではなく「これ以上望むことはない」「申し分ない」という意味です。

A: How was your wedding?
(結婚式はどうでした?)

B: It was a perfect day with friends and family. I couldn’t have asked for more.
(友人や家族と一緒の素晴らしい一日で、申し分ありませんでした)

このように〈couldn’t have+過去分詞〉の形にすると、「この上なく〜だった」という過去の出来事を表すこともできます。

ユキ
ユキ
そうか、じゃあ、今はこの上なくハッピーってことなのね。
Yes, moving was a great decision.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
引っ越しをして正解だったんだね!

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