その「会う」はいつ頃の話?
ユキはシスターに「リキに最近会ったのはいつ?」と聞いたつもりでしたが、シスターにはそのとおりには伝わらなかったようです。
「会う」という意味を持つ英単語にはmeetとseeがあります。
日本語では、初対面でも再会した時でも、同じように「会う」という言葉で表現できますが、
英語の場合はmeetとseeで使い分けが必要になります。では、ユキは一体どう言えばよかったのでしょうか?
正解は……When did you see Riki? です。
実は、同じ「会う」でも、meetには「初めて会う」、seeには「再会する」とい��ニュアンスが隠されています。
そのため、シスターはWhen did you meet Riki?を「最初にリキに会ったのはいつ?」という意味でとらえました。
しかし、ユキが聞きたかったのは初めて会ったときのことではなく、最近会ったのはいつかということ。
その場合は、When did you see Riki? と聞くのが正解です。
もしくは、meetを使って、When did you meet Riki last?(最後にリキに会ったのはいつ?)のように、
文末にlastをつけて使うことも可能です。
meetとseeの違いは、以下のフレーズにも表れています。
①Nice to meet you.
②Nice to see you.
とてもよく似たおなじみの文章ですが、①は「はじめまして」、②は「またお会いできて光栄です」という意味です。
①Nice to meet you. (→ The first time to meet someone.)
②Nice to see you. (→ Seeing someone again after a while.)
ネイティブは、( )内の状���に合わせて2つの単語を使い分けています。
どちらも簡単な単語ですが、微妙な意味の違いはなかなか知らないもの。
これを機にしっかり使い分けられる��うになりましょう!