コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~beatを使ったイディオム~

日本人が知っておくと便利な英語表現~beatを使ったイディオム~

2021-11-22 | 英会話のコツ

リキ
リキ
「never miss a beat」って、どういう意味?
That idiom has a few different meanings, but one is “do your job well.”
宣教師
宣教師
リキ
リキ
へえ、そうなんだ。もっと詳しく知りたいな。

beat

beat は「拍子、リズム、鼓動」などの意味を持ちます。

never miss a beat は直訳すると「リズムを外さない」ということですが、

そこから転じて「そつなくこなす」という意味合いになります。

てきぱきと手際よく仕事を片付ける人に対して使えるイディオムです。

A: Mark went ahead and finalized the report without even needing to be asked.
(マークは先に進めて、言われるまでもなく報告書を仕上げましたよ)

B: He never misses a beat!
(彼はそつなくこなしますね!)

この表現は、without missing a beat の形で「途切れずに」という意味でも用いられます。

A: Multilingual people who can switch languages without missing a beat are so impressive.
(さっと言語を切り替えられるマルチリンガルの人は素晴らしいですね)

B: It makes me want to improve my English!
(私も英語がうまくなりたいと思います!)

他の例

かにも beat を使った言い回しを紹介しましょう。

A: What’s your boss like?
(上司はどんな方ですか?)

B: He’s the type to never beat around the bush.
(はっきりと物を言うタイプです)

beat には動詞として「たたく」の意味があり、beat around the bush は「茂みの周りをたたく」ということから、

要点に触れずに「遠回しに言う」の比喩表現となります。never beat around the bush は

その反対の「いつもはっきりと言う」です。

A: I hurried to get the last seat on the train but someone else beat me to it.
(電車で残り一つの席に向かって急ぎましたが、ほかの人に先を越されてしまいました)

B: I hate it when that happens.
(それって嫌ですよね)

beat には「打ち勝つ、まさる」という意味もあります。

そのため、〈beat+人+to …〉で「人に先行して〜に至る」ということを表現できます。

Do you get it now?
宣教師
宣教師
リキ
リキ
うん、beatを使った表現を教えてくれてありがとう。
I’m glad it’s useful for you.
宣教師
宣教師

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~Count me in.~

パーティやピクニックなど、楽しげなお出かけの計画を聞いて、思わず「仲間に入れて!」という時の表現になります。英語で countは count the number of (〜の数を数える)のように「数える」ですが、Count me in. で 「私もその頭数に入れてください」「人数に入れてください」つまり、その楽しげな計画に私も参加させて!という意味になります。

役立つ日常英会話~忘れ物をしたときの英語表現~

忘れ物をした場所がわかっている場合は、leaveを使うと覚えておきましょう。忘れた場所が明示されていない場合一方、②はどこに忘れたかという場所が明示されず、漠然と「(モノを)持ってくるのを忘れた」というケースです。

日本人が知っておくと便利な英語表現~It’s almost…~

「もうすぐ~です、そろそろ〜です」と時間が迫ってきていることを表すフレーズに It’s almost … があります。almost は「ほとんど、もう少しの」という意味の副詞です。

日本人のための基礎英語表現~I have a lot of baggage~

have a lot of baggageは「悩みが多い」という決まり文句でもあります。この場合、baggageという単語の意味は「精神的な重荷、悩み」になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~play it by ear~

音楽を演奏するとき、目で楽譜を見なくても弾ける状態を by ear「暗譜で」と表現します。