It’s your call.
It’s your call. と言われても、「あなたの電話が鳴っていますよ」と教えてくれているわけではありません。
たしかに call には「電話の呼び出し」の意味がありますが、
この場合は「判断、決定」を表し、「それはあなたが判断することです」「君が決めていいよ」と、
相手に選択を委ねる発言になります。
A: Shall we have udon or ramen for lunch?
(お昼はうどん、それともラーメンにしようか?)
B: Either sounds good. It’s your call.
(どちらでもいいね。任せるよ)
この It’s your call. は、It’s up to you.「あなたに任せます、決めるのは君だ」と同じような意味合いの定型句です。
callを用いた他の表現
good call で「見事な判断」や「名案、妙案」を表します。逆に bad call なら「間違った判断」です。
A: I ended up changing the logo design. What do you think?
(結局ロゴのデザインを変えることにした。どう思う?)
B: It looks much better! Good call.
(ずっといいね! 名案だ)
That’s a tough call. は「それは難しい決断(つらい選択)だ」という意味。
It’s not an easy call.「簡単にできる判断ではない」もほぼ同じです。
A: The company isn’t doing well, so unfortunately I think I’m going to have to let some staff go.
(会社がうまくいっていないので、残念ながらスタッフを少し解雇しないといけないかな)
B: That’s a tough call. I hope things improve.
(それは苦渋の決断だね。状況が良くなりますように)
judgment call は「主観的判断」を表す慣用表現です。
はっきりとした基準がなく、自らの判断で物事を決めなければならない状況で使います。
A: How do you think we should resolve this issue?
(この問題をどう解決したらよいと思いますか?)
B: Well, the rules aren’t very clear, so I think we’ll just have to make a judgment call.
(ええと、明確な決まりはないので、私たちで判断する必要があると思います)