コラム

HOME » 日本人のための基礎英語表現~It can’t be helped~

日本人のための基礎英語表現~It can’t be helped~

2020-02-16 | 英会話のコツ

You look sad, Yuki. What’s wrong?
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
今朝、事故で電車が止まって、大事な会議に2時間も遅刻したの
It can’t be helped.
宣教師
宣教師

It can’t be helped~仕方がない~

It can’t be helped. は「それは仕方がない」「それはどうしようもない」という意味のイディオムです。

helpと聞いてぱっと思い浮かぶのは「助ける」という意味ですが、

このhelpは「助ける」ではなく「避ける」という意味です。

「それは避けられない」→「それは仕方がない、それはどうしようもない」というニュアンスになります。

日本語の「仕方がないよ」「どうしようもないよ」は、落ち込んでいる相手を励ますときや同情するときなどにも用いられますよね。

でも英語のIt can’t be helped. は、「(困難な状況に直面して)自分ではどうにもできない、

何の解決策・選択肢もない」場合に使うことが多いです。

たとえば、今朝ユキは大事な会議に出席する予定でしたが、事故で電車が止まり、遅刻してしまいました。

でも、公共交通機関の事故や遅延は、自分ではどうにもならない事態です。

このような状況に陥ったことに対して用いられる表現がIt can’t be helped. というフレーズです。

ちなみに、このIt can’t be helped.

をもじったIt CAN be helped. というフレーズも存在します。

「それは避けられるよ」が直訳ですが、これは相手のIt can’t be helped. という発言に対し、

「そんなことない、なんとかなるよ」という感じで用いられます。

canの部分を強調して発音するのがポイントです。セットで覚えておきましょう!

ユキ
ユキ
英語と日本語ではちょっとニュアンスが違うのね
That’s right! 日本語が持つ意味合いで多用するのは避けたほうがいいかもね
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
Okay, I got it!

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が間違いやすい英語表現~Go outside/ Step outside~

Do you want to step outside?は「外に出ない?」「外に行かない?」という意味ではなく、

「外に出て決着をつけよう」と相手にケンカを吹っ掛ける言葉。

冠詞によって意味が変わる英語表現~SeaとThe Seaの違い~

英単語の中には冠詞が変わることで意味が変わるものがあります。代表的なものを見てみましょう。

日本人が知っておくと便利な英語表現~jump through hoops~

out of the blueは何かが突然予期せずに起こることを表すフレーズになります。例えば、何年も音信不通だった友人から突然連絡が来た、などのように、前触れや警告なしに、予測できないタイミングや状況で何かが起こることを表します。
また、突然の出来事や意外な展開に対しても、Out of the blue, he said that he’s changing jobs.」(突然彼が転職するといった)というように使われます。
日本語でいう、「晴天の霹靂」に近い表現ですね。

日本人が知っておくと便利な英語表現~長さの単位~

日本はメートル法が採用されているため、アメリカで使用されているinch(インチ)、foot/feet(フット/フィート)、yard(ヤード)、mile(マイル)といった長さを表す単位は、日本人にはあまりなじみがありません。今回は、比較的「長めのもの」を表すyard(ヤード)とmile(マイル)について学びましょう。

日本人が知っておくと便利な英語表現~blow it~

bucketは「バケツ」という意味ですが、sweatは「汗」「汗をかく」という意味ですので、バケツいっぱいになるほど「大量に汗をかく」という意味になります。sweat bucketsで「大量の汗をかく」「汗だくになる」という意味になります。大粒の汗が次から次へと出てとまらないとき、暑さを誇張して使う表現になります。カジュアルな言い方なので、家族や友達の間でよく使われます。