convenientなのは時間? それとも…
海外にいる友人と英語で電話していたリキ。
友達が日本に来るということで「来週の水曜日に会おうか?」と言ったあとに、Are you convenient?とたずねました。
「都合はどう?」とたずねたつもりですが、友人は「何て失礼なことを言うんだ!」と怒って電話を切ってしまったようです。
一体なぜでしょうか?
コンビニエンスストアという言葉のおかげで、何となくconvenientは「便利な」「都合がいい」という意味だと知っている人もいるでしょう。
でも、実はconvenientには「(モノや状態、時間の)使い勝手が良い」というニュアンスがあります。
そのため、人物に対しては使うのは適していません。
つまり、Are you convenient?を無理やり訳すとすれば「あなたは(道具として)便利ですか?」という、とんでもない意味にとられてしまうのです。
では、リキは何といえばよかったのでしょうか?
正解は、Is it convenient for you? (ご都合はいかがですか?)です。
相手の都合をたずねるフレーズは、ほかにWhat time is convenient for you?(あなたは何時が都合がいい?)もいいでしょう。
もし、自分が相手の時間に合わせられる場合は、Anytime it’s convenient for you.(あなたの都合に合わせるよ)というフレーズも使えます。
convenient以外にも、necessaryやcomfortableなとの形容詞も「人」を主語にしないので、使う際は注意しましょう!