コラム

HOME » 日本人が間違いやすい英語表現~相手の都合を聞く際の「convenient」は要注意!?~

日本人が間違いやすい英語表現~相手の都合を聞く際の「convenient」は要注意!?~

2019-10-13 | 英会話のコツ

What happened to you, Riki? You look sad.
宣教師
宣教師
リキ
リキ
実は、海外の友人を怒らせちゃったみたいなんだ
何があったの?
宣教師
宣教師

convenientなのは時間? それとも…

海外にいる友人と英語で電話していたリキ。

友達が日本に来るということで「来週の水曜日に会おうか?」と言ったあとに、Are you convenient?とたずねました。

「都合はどう?」とたずねたつもりですが、友人は「何て失礼なことを言うんだ!」と怒って電話を切ってしまったようです。

一体なぜでしょうか?

コンビニエンスストアという言葉のおかげで、何となくconvenientは「便利な」「都合がいい」という意味だと知っている人もいるでしょう。

でも、実はconvenientには「(モノや状態、時間の)使い勝手が良い」というニュアンスがあります。

そのため、人物に対しては使うのは適していません。

つまり、Are you convenient?を無理やり訳すとすれば「あなたは(道具として)便利ですか?」という、とんでもない意味にとられてしまうのです。

では、リキは何といえばよかったのでしょうか?

正解は、Is it convenient for you? (ご都合はいかがですか?)です。

相手の都合をたずねるフレーズは、ほかにWhat time is convenient for you?(あなたは何時が都合がいい?)もいいでしょう。

もし、自分が相手の時間に合わせられる場合は、Anytime it’s convenient for you.(あなたの都合に合わせるよ)というフレーズも使えます。

convenient以外にも、necessaryやcomfortableなとの形容詞も「人」を主語にしないので、使う際は注意しましょう!

友達が腹を立てたのは、こういうワケなんだよ
宣教師
宣教師
リキ
リキ
そうだったんだ。謝らないと!
きっとわかってもらえるよ。Good luck!
宣教師
宣教師

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~show someone the ropes~

ropeは「ロープ」「縄」という意味ですが、口語ではthe ropesで「コツ」という意味もあります。なので、show someone the ropes で「コツを見せる」つまり、手ほどきをする、コツをやってみせるといった意味で使われます。似ている表現でlearn the ropesというイディオムがあり、「コツを学ぶ」「要領を得る」といった意味になります。諸説ありますが、船上でのロープの扱いを覚える=慣れる、というところから生まれた表現だと言われています。ropesと複数形にするのを忘れないでくださいね。

日本人が知っておくと便利な英語表現~Give it a shot~

リキが思った通り、shotは「発砲」「発射」などという意味ですが、実は「試み」という意味もあります。なので、give a shotで「試しにやってみる」「挑戦してみる」などという意味として使われています。躊躇している相手に「試してごらんよ」と背中を押すようなひと言になります。shotの代わりにtryでもOKです。また、Give it your best shot.「精一杯やってみなよ」のようにbest を入れるとさらに強調された言い方になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~Get the picture~

pictureは「写真」や「絵」という意味でおなじみですが、写真を見れば詳細や全体像がわかることから、転じて「大筋の意味」「状況」「全体像」という意味もあります。なので、get the pictureで「状況を飲み込む」「大筋を理解する」といった意味で使われ、相手の説明などを聞いて「わかったよ」「状況は理解したよ」というニュアンスになります。相手に「理解できましたか?」と聞きたいときは、Do you get the picture?などと尋ねることもあります。使い方を見てみましょう。

日本人が知っておくと便利な英語表現~応援の表現~

日本語の「頑張れ」にはさまざまな意味があり、ピンチなときもチャンスなときにも使えますが、

英語にはピッタリ一致する単語はありません。そのため、状況に応じて以下のように使い分けが必要です。

日本人が知っておくと便利な英語表現~bottom lineって何?~

bottom line とは、会社の決算表の一番下に表示される集計結果、つまり「最終損益」のことを言います。one’s bottom line の形でどの会社の収支であるかを示し、
It seems our bottom line won’t be affected by the new climate regulations.
(わが社の最終損益は新しい環境規制の影響を受けないようだ)
といったような使い方をします。
one’s の代わりに定冠詞を付けて the bottom line とすると、「最終決定」や「結論」、あるいは話の「要点」などを表します。