Do you mind …?
動詞の mind は「気にする」という意味。
お詫びに対して Never mind. なら「気にしないで」ということですし、
誰かの作業を邪魔したくないときに Don’t mind me. と言えば「私のことは気にしないで続けてください」→「お構いなく」
の意味になります。このmindを使って、「〜してもいいですか?」と許可を求めるフレーズを作ることができます。
〈Do you mind if I …?〉の形にして、「もし私が…したら気にしますか?」→「…してもいいですか?」とたずねます。
使い方
A: Do you mind if I have this piece of cake?
(このケーキを食べてもいいですか?)
B: No, that’s fine. I’m on a diet.
(ええ、いいですよ。ダイエット中ですので)
A: Would you mind if I sat down here?
(ここに座ってもいいですか?)
B: I don’t mind at all.
(全く構いません)
if節の動詞を過去形にしたうえで、Do you …? の代わりに Would you …? を使うと、
「仮にもし私が〜したとしたら気にするでしょうか?」という仮定の話になるので、より丁寧な表現になります。
逆にカジュアルに聞きたい時は、Do youを省略して Mind if I sit down here? とたずねることもできます。
POINT
注意が必要なのは返事をするときです。許可を求める質問に対して、承諾するつもりで Yes. と答えてしまうと
「はい、気にします」の意味になり、了承しないことになります。
了承する場合は、No. や Not at all. と言ったり、OK. や Sure. などで応じたりします。
なお、似た表現として依頼のフレーズがあります。mindの後に動詞のing形を続けて〈Do you mind …ing ?〉の形にすると、
「…することを気にしますか?」→「…してもらってもいいですか?」と、相手に何かをお願いする文になります。
使い方
A: Do you mind giving me a hand?
(手伝ってもらってもいいですか?)
B: Of course not.
(もちろんです)
A: Would you mind closing the window?
(窓を閉めてもらってもいいですか?)
B: Sure, just a second.
(いいですよ、ちょっと待ってください)
依頼のフレーズでも、Do you …? の代わりに Would you …? を用いるとより丁寧になります。