Give me a break.「うんざりする」
相手の言動にうんざりしたり、腹が立ったとき、日本語では「いい加減にして!」と言いますね。
これにぴったりあてはまる表現が Give me a break! です。
A: I told you to clean your room before dinner. Why isn’t it done yet?
夕食前に部屋を片づけるよう言ったでしょ。なぜまだやってないの?
B: Give me a break, mom! I have a lot of homework today.
お母さん、いい加減にして! 今日は宿題が山ほどあるんだよ。
Give me a break. は、文字どおり直訳すると「私に休憩をください」ですが、
実はこの意味ではありません。
このAB会話のように、誰かにわずらわしいことを言われた際、ちょっと怒った言い方で
Give me a break! と言うと「いい加減にして!」「もうやめてくれ!」という
ニュアンスになるのです。
このフレーズにはいくつかの用法があり、たとえばちょっと困った表情で
Give me a break. と言うと「勘弁してよ」「大目に見てよ」と謝ったり、
許しを乞う表現としても使えます。
ほかにも、相手の信じがたい発言に対して呆れ気味に Give me a break. と言えば
「よく言うよ」「冗談だろ」「そんな馬鹿な」という気持ちを伝えるフレーズになります。
言い方や表情によって意味合いが変わるので、状況に合わせて使い分けましょう。
POINT
また、give someone a break には「~に休憩を与える」という意味もあります。
AB会話で使い方を確認しましょう。
A: It looks like everyone has been working hard on the project.
Could you give them a break this afternoon?
(みんなプロジェクトに一生懸命取り組んでいるようですね。今日の午後は彼らを少し休ませていた
だけませんか?)
B: Sure. I was thinking we should finish up early today.
(もちろんです。今日は早く終えようと思っていました。)