コラム

HOME » 日本人のための基礎英語表現~ひと休みしよう~

日本人のための基礎英語表現~ひと休みしよう~

2020-05-25 | 英会話のコツ

Ah, it’s already 3:00.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
Let’s take a rest!
Hmm, there’s a better way to say that.
宣教師
宣教師

「ひと休みしよう」を英語で言うと?

「ひと休みする」という意味を持つ代表的なイディオムはtake a rest と take a break です。作業などをいったん切り上げて短い休憩をとる場合、いったいどちらのイディオムを使えばいいのでしょうか。

実はこの2つのイディオムは、休憩時間の過ごし方に違いがあります。ユキが使ったtake a rest は、疲労を回復させることを目的とした「休息をとる、休養をとる」というニュアンス。眠ったり、ゆっくりと体を休めるときに使います。You’d better take a rest if you feel sick. なら「もし体調が悪いなら休んだほうがいい」という意味です。

一方、take a break は勉強や仕事などの作業を一時的に中断して「休憩をとる、休み時間をとる」ことを指します。気分転換をしたり、息抜きをするイメージです。つまり、コーヒーブレイクのように少しの時間休憩をとるなら take a break を使うのがベター。会議の途中で「10分間休憩しましょう」と言う場合、Let’s take a 10-minute break. が正しい表現となり、take a rest は適しません。

会話例

A: I’m finally finished with my report!
やっとレポートが終わった!
B: Let’s hurry and get out of here, then.
 じゃあ急いで出かけようよ。
A: Okay, but let me take a rest for a while. I didn’t sleep at all last night.
 うん、でもしばらく休ませて。きのうの夜まったく寝てないんだ。

A: Whew, let’s take a little break.
 ふー、ちょっと休憩しよう。
B: Good idea. Do you want coffee?
  いいね。コーヒーいる?
A: Yeah, thanks!
 うん、ありがとう!

ユキ
ユキ
なるほど、take a rest とtake a break はニュアンスが違うのね
Yup! Let’s take a break!
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
Sounds good! I’ll go get some drinks.

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~寒い時の表現~

chillは空気などの「冷たさ」を表す言葉でchillyは「肌寒い」という意味になります。ちょっとヒヤッとする、というニュアンスで、coldほどは寒くないけど、coolよりは寒いイメージです。秋口のひんやりする感じや、外が寒すぎて暖房が効かない時の部屋の中のようなイメージです。また、真冬の寒さを表すときは、freezing という表現をよく使います。It’s freezing cold outside.といえば、外は凍てつく寒さ、というイメージです。色々な表現を使い分けられるといいですね。

複数の意味を持つ英語表現~wipe out~

動詞 wipe は「拭く、ぬぐう」という意味。wipe one’s hands on a clean towel「清潔なタオルで手を拭く」のように、布などを用いて水分や汚れをぬぐい去るときに使える単語です。しかし、副詞out を付けて wipe out とすると、「(人を)疲れ果てさせる」という意味が生じます。

日常英会話で話題に困ったときに使える「雑談」の例 ~天気編~

スモールトークが役立つのは日常生活だけではありません。

ビジネスシーンにおいても、いきなり本題に入るのではなく、他愛ない世間話をしてから話し合いを始めるケースがほとんどです。

日常で役立つ英語表現~励ましの言葉”There are other fish in the sea”~

「海にはほかの魚がいる」という直訳からもイメージできるように、これは「選択肢はほかにいくらでもある」という意味です。

「もっといい人がきっと見つかるよ、いつまでもくよくよしないで」というニュアンスを含んでおり、

日本人が知っておくと便利な英語表現~as clear as mud~

mud は「泥」を表す名詞です。as clear as mud を直訳すると、「泥と同じくらい明瞭な」となります。しかし、泥は透き通っておらず、濁ったもの。このフレーズは、実はユーモアを利かせた口語表現で、明快さが泥と同じ程度、つまり「不明瞭でさっぱりわからない」というニュアンスなのです。