コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~誘いを断る方法~

日本人が知っておくと便利な英語表現~誘いを断る方法~

2022-03-08 | 英会話のコツ

リキ
リキ
人からの誘いをうまく断れる表現ってあるかな?
Yes. You can say “I’ll take a rain check.”
宣教師
宣教師
リキ
リキ
えっ、雨が降るかチェックするってこと?

take a rain check

何かを誘われたとき、やんわりと角を立てずに断る言い方が take a rain check です。

これは「また今度にする」という意味なので、相手の申し出を次の機会には受け入れるという約束になり、

ていのよい断り文句となります。

もともと rain check とは、雨天で試合が延期になった場合に観客に渡され、次回のイベントに参加できる券のこと。

take a rain check で「雨天順延券をもらう」、つまり「またの機会にする」を表し、次のような会話で使われます。

A: Are you ready to go shopping?
(買い物に行く準備はできた?)

B: I’m going to have to take a rain check. I haven’t finished my assignment yet.
(また今度にしないとな。宿題が終わっていないんだ)

A: We’ve decided to go out for Italian tonight. You should come too.
(今夜はイタリアンを食べに行くことにしたんだ。一緒に来なよ)

B: Can I take a rain check? I’ve got a fever so I’d better stay home.
(またの機会にしてもらえる? 熱があるので家にいたほうがよさそうなの)

take a rain check はあくまでも「延期する」という形の返事なので、

「今は都合がつかないけど次回はOKかも」といった含みがあります。

誘いを断る他の表現

ほかにも誘いや招待をうまく断れる言い回しを見てみましょう。

A: I’m organizing a trip to an amusement park for next Thursday. Do you want to come too?
(今度の木曜日に遊園地に行く計画なのだけど、一緒にどう?)

B: I’d love to, but I don’t think I can change my work shift.
(ぜひ行きたいところだけど、仕事のシフトを変えられないと思う)

I’d love to は「ぜひ〜したい」という強い気持ちを表すフレーズです。

しかし、たいていは断りの前置きとして使われ、すぐあとに but が続くことが多いので、

誘った相手が I’d love to … と答えても OK の返事だと早合点しないようにしましょう。

A: Did you hear about the school reunion next month? We should go together!
(来月の同窓会のこと聞いた? 一緒に行こう!)

B: I would if I could, but unfortunately I’m going to be out of town then.
(できればそうしたいけど、残念なことに出張なの)

I would if I could は「もしできるならそうするけれど(できない)」という意味です。

今回は都合が悪くて断る場合、Maybe next time.「またの機会にでも」と答えることもできます。

「また誘ってね」のニュアンスもあり、次につながるような返事です。

A rain check is a ticket for an event that you can use in the future.
宣教師
宣教師
リキ
リキ
なるほど、雨天順延券みたいなことにして、お断りするんだね!
The expression is used to say that you might accept an offer another time.
宣教師
宣教師

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~施設利用方法の紹介~

色々な施設の利用方法など独特のシステムがありますが、料金システムや特徴についての説明は、他のお店や施設などと共通するものもあります。ぜひ応用して、海外からのお客さんが来た時も、上手にナビゲートしてください。

日本人が知っておくと便利な英語表現~heads-upを使った表現~

heads と up で「頭を上げる」に思えるかもしれませんが、実は heads-up は「注意」という意味の名詞です。Heads up! で「危ない、気をつけて」と、頭の上に落ちてくる物への注意を促すフレーズになるのですが、名詞の heads-up は落下物に限らず、状況報告や予定変更などいろいろな情報に用いることができます。

日本人が知っておくと便利な英語表現~「なんの話してたっけ?」~

直訳だと「私たちはどこにいましたか?」ですが、これは実際の場所ではなく、会話がどこまで進んだのかを尋ねています。会話が中断されたりしたときに「どこまではなしたんだっけ?」というニュアンスで使われるフレーズです。

日本人が知っておくと便利な英語表現~up for…(〜しませんか?)~

Are you up for …?で「〜するのはどう?」「〜する気はありませんか?」と気軽に誰かをお誘いするときに使うフレーズになります。

日本人のための基礎英語表現~「日常茶飯事」って何て言うの?~

日々のありふれた出来事のことを、日本語では「日常茶飯事」といいます。これにぴったりあてはまるのが、daily occurrence という英語表現。daily は形容詞で「毎日の、日常の」、 occurrence は名詞で「出来事、事件」という意味を持つことから、この2つの単語を組み合わせて「毎日の出来事」→「日常茶飯事」です。