take a rain check
何かを誘われたとき、やんわりと角を立てずに断る言い方が take a rain check です。
これは「また今度にする」という意味なので、相手の申し出を次の機会には受け入れるという約束になり、
ていのよい断り文句となります。
もともと rain check とは、雨天で試合が延期になった場合に観客に渡され、次回のイベントに参加できる券のこと。
take a rain check で「雨天順延券をもらう」、つまり「またの機会にする」を表し、次のような会話で使われます。
A: Are you ready to go shopping?
(買い物に行く準備はできた?)
B: I’m going to have to take a rain check. I haven’t finished my assignment yet.
(また今度にしないとな。宿題が終わっていないんだ)
A: We’ve decided to go out for Italian tonight. You should come too.
(今夜はイタリアンを食べに行くことにしたんだ。一緒に来なよ)
B: Can I take a rain check? I’ve got a fever so I’d better stay home.
(またの機会にしてもらえる? 熱があるので家にいたほうがよさそうなの)
take a rain check はあくまでも「延期する」という形の返事なので、
「今は都合がつかないけど次回はOKかも」といった含みがあります。
誘いを断る他の表現
ほかにも誘いや招待をうまく断れる言い回しを見てみましょう。
A: I’m organizing a trip to an amusement park for next Thursday. Do you want to come too?
(今度の木曜日に遊園地に行く計画なのだけど、一緒にどう?)
B: I’d love to, but I don’t think I can change my work shift.
(ぜひ行きたいところだけど、仕事のシフトを変えられないと思う)
I’d love to は「ぜひ〜したい」という強い気持ちを表すフレーズです。
しかし、たいていは断りの前置きとして使われ、すぐあとに but が続くことが多いので、
誘った相手が I’d love to … と答えても OK の返事だと早合点しないようにしましょう。
A: Did you hear about the school reunion next month? We should go together!
(来月の同窓会のこと聞いた? 一緒に行こう!)
B: I would if I could, but unfortunately I’m going to be out of town then.
(できればそうしたいけど、残念なことに出張なの)
I would if I could は「もしできるならそうするけれど(できない)」という意味です。
今回は都合が悪くて断る場合、Maybe next time.「またの機会にでも」と答えることもできます。
「また誘ってね」のニュアンスもあり、次につながるような返事です。