コラム

HOME » 日本人が間違いやすい英語表現~Go outside/ Step outside~

日本人が間違いやすい英語表現~Go outside/ Step outside~

2019-11-18 | 英会話のコツ

What’s happened, Yuki? You don’t look very happy.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
そうね、話したいことがあったの。Do you want to step outside?
I don’t want to fight with you. Let’s calm down.
宣教師
宣教師

goとstepでは大違い!

ちょっと落ち込むことがあってシスターに相談しようと思ったユキ。

「外に出ない?」と伝えたつもりが、なぜかシスターから返ってきたのは「あなたとケンカしたくない」という言葉。

一体なぜでしょうか?

“Do you want to step outside?”

“Oh, yeah?”

この会話の意味は「外に出ない?」→「いいんじゃない?」だと思った人もいるかもしれませんが、

実は「表に出ろよ」→「望むところだ」というやりとりになります。

Do you want to step outside?は「外に出ない?」「外に行かない?」という意味ではなく、

「外に出て決着をつけよう」と相手にケンカを吹っ掛ける言葉。

だからシスターは、I don’t want to fight with you. Let’s calm down.

「あなたとケンカしたくない、落ち着きましょう」とユキに返事をしたわけです。

「外に出ない?」は、stepをgoに代えてDo you want to go outside? が正しい表現。

たったひと言間違えるだけで意味が大きく変わってしまうので注意しましょう!

もし誰かにDo you want to step outside?と言われて、自分にそのつもりがないことを伝える場合は

No, I don’t.(いいえ、その気はありません)

I don’t want to fight.(ケンカはしたくありません)

などのフレーズを使って意思表示しましょう。

また、気が立っている相手を落ち着かせたり、相手と仲直りしたい時に使える表現としては

Let’s calm down. (落ち着きましょう)

I want to make up with you.(仲直りしたいです)

We should stop arguing.(言い争いはやめるべきです)

Let’s be friends again.(また仲良くしましょう)

などがあります。

ユキ
ユキ
なるほど、それでケンカと勘違いさせちゃったのね
本気じゃなくてよかったわ。結局、何で落ち込んでたの?
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
勉強してたら忘れちゃった! ありがとう!

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~room をつかった表現~

save は「セーブする」からもわかる通り、「残しておく」「保存しておく」という意味です。また、room は「部屋」ですが、実は「余裕」「余地」という意味もあります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~You deserve it!~

deserve は「〜するのに値する」という意味の単語です。You deserve it! は誰かがよい行いをした場合などに「あなたの頑張りはそれを受けるにふさわしい」、つまり「よく頑張りました」という意味の褒め言葉になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~just around the corner~

corner は「角」などで、around the corner で「角を曲がったところに」という意味になります。道案内などで just around the corner といえば、「角を曲がればすぐ」もしくは「すぐそこ」と言うニュアンスで使われます。

日本人が知っておくと便利な英語表現~as clear as mud~

mud は「泥」を表す名詞です。as clear as mud を直訳すると、「泥と同じくらい明瞭な」となります。しかし、泥は透き通っておらず、濁ったもの。このフレーズは、実はユーモアを利かせた口語表現で、明快さが泥と同じ程度、つまり「不明瞭でさっぱりわからない」というニュアンスなのです。

日本人が知っておくと便利な英語表現~Take your time~

「あなたの時間を取って」が直訳ですが、take one’s timeで「時間を好きなだけかけてマイペースにやる」という意味のイディオムになります。Take your time.は何かに迷っている相手や、ちょっと焦っている人に対して「ゆっくりやっていいですよ」「慌てないでね」という意味で使う、思いやりのひと言になります。