「待つ」はwaitだけじゃない?~Expect~
事前にアポを取っている人が来訪してきた場合、日本語では「お待ちしておりました」と言って受け入れるのが一般的です。
「待つ」=waitなので、We/I have been waiting for you. というフレーズが頭に浮かぶかもしれません。
でも、この表現は「ずっと長い間待っています=遅かったですね」というニュアンスを含んでおり、
到着が遅い相手に対するイヤミや批判と取られる可能性があります。
来客の受付応対時に使う「お待ちしておりました」は、動詞のexpectを用いて、We/I have been expecting you. と表現します。
expectには「(当然起きることとして)期待する、予期する」のほかに、「(来るであろう人を)待つ)」という意味もあるのです。
会話例を見てみましょう。会話例A: I’m sorry I’m late! I’m supposed to meet Ms. Suzuki.
(遅れてすみません! 鈴木さんとお約束があるのですが。)
B: She has been expecting you. / She is expecting you.
(お待ちしておりました/お待ちしております)
POINT
~Expectの使い方~
ここで気を付けなければいけないのが、「お待ちしておりました」という意味で使う場合には、
expectの後ろに必ず目的語をつけるということ。
動詞のexpectには「期待して待ち望んでいる」が転じて「妊娠している」という意味もあるため、
She’s expecting.だと「彼女は妊娠しています」という意味になります。
使う際には注意しましょう!