コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~長さの単位~

日本人が知っておくと便利な英語表現~長さの単位~

2020-10-19 | 英会話のコツ

リキ
リキ
ちょっと教えてほしいことがあるんだけど
Sure! What do you want to ask?
宣教師
宣教師
リキ
リキ
英語の長さの単位について教えてくれない?

長さの単位

日本はメートル法が採用されているため、アメリカで使用されているinch(インチ)、

foot/feet(フット/フィート)、yard(ヤード)、mile(マイル)といった

長さを表す単位は、日本人にはあまりなじみがありません。

今回は、比較的「長めのもの」を表すyard(ヤード)とmile(マイル)について学びましょう。

・yard
1 yard = 0.9144 metersなので、約0.9メートルに相当します。
複数形:yards
略称:yd

布の長さや道幅、ゴルフコースなど、日本では通常メートル(m)で表すものに対して使います。

yardはもともと「まっすぐのびた小枝、むち」などの意味があったと言われています。

確かに、むちの長さは1mくらいの長さが一般的なようで、

昔はそれらを使ってものの長さを測っていたのかもしれませんね。

ちなみに、一つ下の単位のフィートで換算すると1 yard = 3 feet です。

yardを使ったイディオムにthe whole nine yardsがあります。

これは「すべて、何もかも」という意味。

We have to finish the whole nine yards by tomorrow.
(明日までに何もかも終わらせなければならない)のように使います。

・mile
1 mile = 1.609 kilometer なので、約1.6キロメートル(1,609メートル)に相当します。
複数形:miles
略称:mi

陸上での距離や道路標識など、日本では通常キロメートル(km)で表すものに対して使います。

また、日本では1時間あたりの走行速度はKPH(kilometer per hour:キロメートル毎時)

で表示しますが、アメリカやイギリスではMPH(miles per hour:マイル毎時)を使って

表します。ちなみに、mileの語源はmil、つまり「千」という意味です。

2000年を迎えたときに流行したmillennium(千年祭)という単語もここから派生しています。

また、ケーキのmille-feuille(ミルフィーユ)はフランス語ですが、

このmilleもやはり「千」を表し、「千枚の葉」という名前のケーキになります。

パイ生地が何層か重なり、葉っぱが重なったような形状からこの名前が付けられたようです。

飛行機に乗った距離を貯めるシステムであるmileage(マイレージ)も、

mile+ageから作られた語です。ちなみに、一つ下の単位のヤードで換算すると

1 mile = 1760 yards です。

POINT

mileを使ったイディオムに

go the extra mile「いっそうの努力をする、もうひと頑張りする」があり、

Let’s go the extra mile and give her a bigger discount than she asked for.

で「さらに頑張って、彼女の希望よりももっと割引してあげよう」という意味になります。

リキ
リキ
1ヤードは約0.9メートルで、1マイルは約1.6キロメートル…?
It’s a little confusing, right?
宣教師
宣教師
リキ
リキ
うん、慣れるまでには時間がかかりそうだ…。Thank you for explaining!

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~You can say that again.~

You can say that again. はそのままの意味だと「あなたはもう一度言える」ですが、これは、相手の意見に強く同感するときの表現になります。

日本人が間違いやすい英語表現~サインください~

日本語では当たり前のように使われていますが、英語では通じないので注意が必要です。

「(有名人などの)サイン」は、正しくはautographといいます。

コンセントって英語でなんていうの?

つまり「コンセント」は和製英語。海外では通じないのです。

英語で「コンセント」はoutlet、socket、plugといいます。

「割り勘にしよう」って英語でなんて言うの?

費用を均等に分けて支払うことを日本語では「割り勘にする」と言いますね。

英語ではsplit the billというフレーズを使って表現することができます。