困っている人に声をかける
悩んでいる友人に What’s the matter?(どうしたの?)と声をかけるシーンがアメリカ映画などによくありますが、
これは相手の様子がいつも異なるときに、身の上を心配して何があったのかをたずねるフレーズ。
街中で困った様子の人を見かけて声をかけるシチュエーションでは、以下のように言うとよいでしょう。
会話例
(1)
A: Do you need any help?
(助けが必要ですか?)
B: I’m looking for a post office.
(郵便局を探しています)
何か手伝えることがあるかを直接的にたずねることで、困っていることがあれば手助けしたいという気持ちを伝えます。
(2)
A: Is something wrong?
(どうかしましたか?)
B: I think I left my wallet on the train.
(電車に財布を忘れたみたいです)
この場合の wrong は「間違った」という意味ではなく、「調子が悪い、不都合だ」ということです。
Is there something wrong? という言い方もできます。
(3)
A: Is everything okay?
(大丈夫ですか?)
B: I feel really dizzy.
(めまいがします)
「何もかも大丈夫ですか」と、ポジティブな確認の形をとった聞き方で、okay (=OK) は心配などがない状態を表します。
dizzy は「めまいがする、くらくらする」という意味の形容詞です。
(4)
A: What seems to be the problem?
(何かお困りですか?)
B: I can’t find an elevator anywhere.
(エレベーターが見当たりません)
problem には「問題」のほかにも「困ったこと」という意味があります。
気をつけなければいけないのは、Do you have a problem? というフレーズを使わないようにすることで、
これは「おかしなことでもある?」「何か文句でもある?」といらだちを表し、
相手を挑発したりするときに用いる言い回しです。