コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~heads-upを使った表現~

日本人が知っておくと便利な英語表現~heads-upを使った表現~

2021-11-29 | 英会話のコツ

Yuki, just a heads-up…
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
ん? 頭を上げるの?
Oh, no, that’s not what I meant.
宣教師
宣教師

heads-up

heads と up で「頭を上げる」に思えるかもしれませんが、実は heads-up は「注意」という意味の名詞です。

Heads up! で「危ない、気をつけて」と、頭の上に落ちてくる物への注意を促すフレーズになるのですが、

名詞の heads-up は落下物に限らず、状況報告や予定変更などいろいろな情報に用いることができます。

前もって予告しておくことを表すので、Thanks for the heads-up about the emergency meeting this afternoon.

なら「午後の緊急会議について事前に知らせてくれてありがとう」という意味です。

Just a heads-up, …(先に知らせておくと~)や I’ll give you a heads-up.(前もってお知らせします)のような

言い回しもあります。直前になって情報を伝えるより、

あらかじめ連絡しておいたほうが相手にとってよいと思われる場合に使います。

ハイフンを省略して heads up と書くこともありますが、この「注意」を表す名詞では必ず複数形の heads になります。

単数形を使った head up は、「(組織を)率いる」「(活動を)指揮する」という意味の句動詞で、

Maria has been chosen to head up the new project.
(マリアは新プロジェクトを指揮するリーダーに選任された)

のように言ったりします。

POINT

また、up の反対に down を用いる表現もあります。keep one’s head down なら「人目につかないようにする」、

get one’s head down なら「仕事に黙々と取り組む」あるいは「(体を横にして)寝る」という意味です。

それぞれの例文を紹介しましょう。

My boss is in a bad mood today, so I’m trying to keep my head down and avoid him.
(今日は上司の機嫌が悪いので、身をひそめて彼に近づかないようにしている)

You look exhausted. Why don’t you take the afternoon off and get your head down?
(お疲れのようですね。午後は休んで、横になったらどうですか?)

ユキ
ユキ
なるほど、just a heads-up は「先に知らせておくと」という意味なのね。
That’s right. It’s a commonly used phrase, so it’s a good idea to remember it.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
で、肝心の用件は?

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~「賛成」の表現~

couldn’t はcould not の省略なので、「否定形」だから、「賛成しない」って意味かな?と思ってしまうかもしれませんが、これば「大賛成」と相手の発言に賛成の気持ちを表すときの表現なんです。

日本人のための基礎英語~ , (カンマ)の使い方~

I like watching soccer, baseball, golf and tennis.

英語には、3つ以上の語句を列挙する場合、原則として最後の語句の前にはカンマではなくandを置くというルールがあります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~「落ちる」の表現~

「スマートフォンを落とす」「お財布を落とす」「恋に落ちる」…など、「落とす」「落ちる」を使った表現は数多くあります。そこで今回は、さまざまな場面で使える「落とす」表現をご紹介します。

日本人が知っておくと便利な英語表現~figureを使った表現~

イディオム good with figures の figure とは、フィギュアスケート(figure skating)や人形のフィギュアのことではなく、「数字」を表します。つまり、number と一緒です。good with … は「〜に巧みな」という意味ですので、あとに figures を続けると、「数字に強い、計算が得意だ」となります。逆に「数字に弱い」なら bad with figures と表現できます。

日本人が知っておくと便利な英語表現~困っている人に声をかける~

悩んでいる友人に What’s the matter?(どうしたの?)と声をかけるシーンがアメリカ映画などによくありますが、これは相手の様子がいつも異なるときに、身の上を心配して何があったのかをたずねるフレーズ。