コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~「ball」を使った表現~

日本人が知っておくと便利な英語表現~「ball」を使った表現~

2022-03-28 | 英会話のコツ

リキ
リキ
きのう、仕事でへまをやってしまったんだ。
Oh no, you dropped the ball?
宣教師
宣教師
リキ
リキ
いや、ボールを落としたわけではないけど…

drop the ball

drop the ball は「へまをする、失敗する」という意味の慣用表現です。

野球などのスポーツでボールを落として失点につながることから連想できるように、

その人が受け持っていることをしくじってしまったような場面で使われます。使用例を見てみましょう。

A: How did your meeting go?
(打ち合わせはどうだった?)

B: It was terrible. My manager completely dropped the ball and didn’t prepare,
so the client wasn’t impressed at all.
(もう最悪。部長が準備をしていなくてへまをしたので、顧客には全然よい印象を与えられなかったの)

このように drop the ball は、自分が責任を持って担当していることを、不注意や配慮不足などから失敗したときに用います。

ちなみに、drop a ball ですと、単に「ボールを落とす」という意味になります。

ballを用いた他の慣用句

英語には、ほかにも ball を使ったイディオムがいくつかあります。

①carry the ball

ボールを持って前進するというイメージから「責任を負う、任にたえる」という意味です。

Everyone carried the ball for Maria when she was out on maternity leave.
(マリアが産休に入ったとき、代わりにみんなが仕事を担った)

②play ball

一緒に球技をするということから「協力する」。特に「人の意に添った行動をとる」といったニュアンスで使われます。

I complained to the flea market website about my damaged item, but the seller won’t play ball and give me a refund.
(破損品のことでフリマのサイトに苦情を言ったけど、出品者は非協力的で返金してくれなかったんだ)

③get the ball rolling

文字通りにはボールを転がり始めさせるということで、「事を始める」の意味になります。

Today is the day that we get the ball rolling on the new project.
(今日は新しいプロジェクトを始める日だ)

“Drop the ball” is an idiom that means to make a mistake.
宣教師
宣教師
リキ
リキ
そうか、スポーツで落球したら失敗だものね!
So, what did you do yesterday?
宣教師
宣教師

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~環境問題に関する表現~

環境問題に関する表現や会話の例を英語で学びましょう

日本人が知っておくと便利な英語表現~「遅刻」にまつわる表現~

遅刻したときの謝罪や言い訳は、いくつかパターンを覚えておくと便利です。いざというとき困らないよう、まとめて覚えておきましょう。

日本人のための基礎英語表現~金額の書き方~

dollarの場合は、one dollar(1ドル)、two dollars(2ドル)のように、

金額が複数になるとdollarも複数形になります。ところが、yenの場合はtwo yensのようにはなりません。

日本人が知っておくと便利な英語表現~Ring a bell~

ring a bellは文字通り「ベルを鳴らす」という意味ですが、頭の中で「ピンポーン」となるようなイメージで、「心当たりがある」「聞き覚え、見覚えがある」などという意味になります。誰かと、特定の人や物の話をしている時に、Does 人の名前+ ring any bells?で「〜って名前に聞き覚えある?」のように使います。反対に誰かに話を聞いたり、写真なども見せられてもピンと来ない場合は、… doesn’t ring any bells. (心当たりはないな)のように使います。