コラム

HOME » 日本人が知っておくと便利な英語表現~brokeってどんな意味?~

日本人が知っておくと便利な英語表現~brokeってどんな意味?~

2020-11-07 | 英会話のコツ

リキ
リキ
「きのう読んだ本に “She’s broke, so she can’t pay her rent.” っていうセリフがあったけど、これってどういう意味?
Okay, let me explain.
宣教師
宣教師
リキ
リキ
Oh, thanks!

brokeってどんな意味?

リキが読んだ本の中に、次のような文章が出てきました。

“She’s broke, so she can’t pay her rent.”

brokeは「壊れる、割れる」という意味の動詞breakの過去形です。

そのため、She’s broke. と聞くと「彼女は壊れた、彼女は割れた」という意味が

ぱっと思い浮かぶかもしれません。

でもこのbrokeはbreakの過去形ではなく、形容詞のbrokeで「無一文で、金欠の」という

意味です。つまり、She’s broke, so she can’t pay her rent. は

「彼女は無一文だから、家賃を払うことができない」ということです。

「無一文=全くお金を持っていないこと」なので、

よほどのことがない限り使わない単語だと思うかもしれませんが、

実はわりとカジュアルに使われる口語表現です。たとえば、行きたくない飲み会に誘われたときの

断る口実として、I’m broke.(金欠なんだ/お金がないんだ)のように使ったりします。

動詞breakの過去形の”broke”と、形容詞の”broke”はスペルもまったく同じなので

混乱するかもしれませんが、be動詞とセットで使われている文章の場合は「無一文で、金欠の」

の意味で使われていると思っていいでしょう。

動詞の過去形で使われるときは、

She broke her leg in an accident.(彼女は事故で脚を骨折しました)

he band broke up in 1980. (そのバンドは1980年に解散した)

のように、be動詞を伴わないからです。

POINT

brokeを使ったフレーズに、go for brokeがあります。

ギャンブルなどで有り金を全部賭けて大勝負にでることから

「すべて賭ける、一発勝負にでる、いちかばちかやってみる」の意味に。

Let’s go for broke and invest everything we have.
一発勝負に出て、持っているすべてを投資しよう。

リキ
リキ
なるほど、brokeは動詞以外の意味もあるんだね
That’s right.
宣教師
宣教師
リキ
リキ
Thank you for explaining!

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人が知っておくと便利な英語表現~Let’s roll~

rollは「巻く」「転がす」などという意味ですが、「何かをはじめる」「何かに取り掛かる」という意味もあります。準備が整って「さあはじめよう!」という積極的な気持ちを伝えます。どこかに出かける時や、イベントごとをはじめるときに使うカジュアルな言い方になります。rollの代わりにbounceもよく使いますので一緒に覚えておきましょう。

日本人が知っておくと便利な英語表現~under the weather~

under the weatherは直訳すると「天気の下」ですが、実際には「気分がすぐれない」ということを伝える表現になります。航海中の船乗りが、under the weather(過酷な天候)が原因で体調を崩したことから生まれた表現のようです。少し風邪気味だったり、気持ちが少し落ち込んでいるような場合にも使います。直接的ではなく、「ちょっと体調が優れない」・・・のようなニュアンスで使いたい時にピッタリの言い方になります。

便利な英語表現~「薬局」って何て言うの?~

体調を崩してしまったけれど、薬を持っておらず、病院も開いていない…そんなときに頼りになるのが薬局。薬局は英語でdrugstoreやpharmacyと言います。drugstoreは薬のほかに生活用品等を扱っていることが多く、処方箋を必要とせずに薬を購入することができます。一方pharmacyは、一般的に病院で出された処方箋をもとに薬を調剤する薬局です。アメリカでは、drugstoreの中で処方箋の必要のある薬を売る場所のことをpharmacyと呼ぶ場合もあります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~beatを使ったイディオム~

beat は「拍子、リズム、鼓動」などの意味を持ちます。never miss a beat は直訳すると「リズムを外さない」ということですが、そこから転じて「そつなくこなす」という意味合いになります。