コラム

HOME » 日本人のための基礎英語表現~fat chanceって何?~

日本人のための基礎英語表現~fat chanceって何?~

2020-01-20 | 英会話のコツ

ユキ
ユキ
シスターに質問があるの
OK! どんな質問?
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
今日、会社でこんな会話があったんだけどね…

fat chance

その日ユキは、会社で外国人の上司と以下の会話を交わしました。

ユキ:Do you think ABC will take the contract?

ABC社はこの契約を結ぶと思いますか?

上司:Hah, fat chance.

(ユキ:Fat Chanceだから可能性は高いということかな?)

ユキ:Really? I think it might be a little hard for them.

本当ですか? 彼らにとっては少し厳しいと思いますが

上司:That’s exactly why I think it won’t work.

それがまさにうまくいかないと思う理由だよ

ユキ:Wait, what?

え、どういうことですか?

上司が言ったfat chanceというフレーズを、ユキは「可能性は高い」「可能性は大いにある」という意味に誤解しました。

そのため、このような会話のすれ違いが起きたのです。

fat chanceを直訳すると「太いチャンス」なので、これを聞くと「チャンスが大きい」と思ってしまいがちですが、

実はまったくの逆!

fat chanceは「可能性がない」「望みは薄い」「ありえない」といった意味になります。

ユキは逆の意味でとらえていたようね。ちなみに、slim chanceも『望みは薄い』という意味よ
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
fat chanceとslim chanceが同じ意味ってこと? ややこしいね‥
この2つの言い回しは、そのまま覚えてしまいましょう!
宣教師
宣教師

 

GOEIGOでなら無料で英語を学ぶことができます!

関連投稿

日本人のための基礎英語表現~Reimburse~

“reimburse”という言葉は「払い戻す、返金する」という意味の動詞。仕事の打ち合わせでかかった食事代や移動の際の交通費など、自分で立て替えて払った費用を「経費で落とす」場合に使います。

日本人が知っておくと便利な英語表現~under the weather~

under the weatherは直訳すると「天気の下」ですが、実際には「気分がすぐれない」ということを伝える表現になります。航海中の船乗りが、under the weather(過酷な天候)が原因で体調を崩したことから生まれた表現のようです。少し風邪気味だったり、気持ちが少し落ち込んでいるような場合にも使います。直接的ではなく、「ちょっと体調が優れない」・・・のようなニュアンスで使いたい時にピッタリの言い方になります。

日本人が知っておくと便利な英語表現~weak yen~

out of the blueは何かが突然予期せずに起こることを表すフレーズになります。例えば、何年も音信不通だった友人から突然連絡が来た、などのように、前触れや警告なしに、予測できないタイミングや状況で何かが起こることを表します。
また、突然の出来事や意外な展開に対しても、Out of the blue, he said that he’s changing jobs.」(突然彼が転職するといった)というように使われます。
日本語でいう、「晴天の霹靂」に近い表現ですね。

日本人が知っておくと便利な英語表現~いってきます/ただいま~

家を出るときや帰ってきたとき、日本語では当たり前のように使う「いってきます」や「ただいま」ですが、実はそれをストレートに伝える定型表現は英語にはありません。でも、使い慣れた挨拶はぜひ英語で表現してみたいですよね。そこで今回は、状況に応じた例文をご紹介します。その場に合ったフレーズをチョイスしてみてください。

日本人が知っておくと便利な英語表現~間違えやすいイディオム~

all over the place には「至るところに、そこら中に」という意味があります。Please put your dirty dishes in the sink instead of leaving them all over the place. (使った食器をそこら中に置きっぱなしにしないで、流しに置いてください) のように、あちこちに散乱している様子を表します。