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日本人が知っておくと便利な英語表現~mustの使い方~

2021-10-19 | 英会話のコツ

ユキ
ユキ
「must」って、かたい言い方なんでしょ?
That is true, but it can also be useful.
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
そうなんだ。教えて!

must

今回はmustのさまざまな使い方を学んでみましょう。mustと言えば「~しなければならない」といった義務を表すため、

どうしてもかたいイメージになりがちです。

実際、We must take action to protect the environment.(環境を守るために行動を起こさなければならない)のように

「自分の信念」をスピーチで伝えたりするのに向いていて、日常会話で使うには大袈裟な印象があるかもしれません。

しかし、実は普段のちょっとした場面でも、mustはとても便利に使うことができるのです。

まず、「本当はそうしたくないけど、どうしても~しなければならない」というニュアンスを出せます。

例えば、I must go.「(帰りたくないけど)もうおいとましないと」のように、

自分の気持ちとは反対にそうする必要があるのだと示唆できます。

続いて、We must …で「ぜひとも~しましょう」と、何かを一緒にしたいという好意的な気持ちも表せます。

・We must do this again!
(絶対、またやろうね!)

さらに、相手に何かを強く勧めて、「~しなくちゃだめだよ」という意味合いにもなります。

・You must come visit us sometime.
(そのうち、ぜひ遊びに来てね)

You must …の形では、You must finish the report by tomorrow.
(明日までに報告書を仕上げなさない)

のように命令する使い方もあるので、似たような英語表現を用いても、状況によって意味合いは大きく異なります。

POINT

なお、mustには「必須のもの」という意味もあり、a must-read book(必読書)のようにも使えます。

一見こわもてなmustにも、さまざまな表情があるとおわかりいただけたでしょうか。

By the way, did you go to see that movie?
宣教師
宣教師
ユキ
ユキ
気にはなっているけど、まだ見ていないの。
It’s a must-watch!
宣教師
宣教師

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