マイルドな否定の表現~I’m not so sure. / I’m not sure about that. ~
リキは同僚のジョンと、自分たちが関わっているプロジェクトの話をしていました。
会話の中でジョンが、The deadline for the project is Tuesday.(プロジェクトの締め切りは火曜日だ)と言ったのですが、実際の締め切りは月曜日。
はっきりと間違いを正さなければ、と思ったリキは、You’re wrong. It’s Monday. と伝えました。
すると、この言葉を聞いたジョンはちょっとムッとした様子。一体何がいけなかったのでしょうか。
You’re wrong. というフレーズは、きっぱりと「あなたは間違っている」と伝える表現です。
かなり直接的で、ぶしつけな印象を与えます。
相手の発言が正しくないとき、または相手の意見に賛成しかねるときは「それは間違いだ」と強く否定するのではなく、
英語でもマイルドな表現を心がけましょう。日本語の会話でも、
相手に同意しかねるときは「そうかなぁ」「それはどうだろうね」とワンクッション置いてから自分の意見を伝えたりしますよね。
英語もそれと同じです。
そんなときに役立つのが、I’m not so sure. / I’m not sure about that. というフレーズです。
be sure は「確信がある、自信がある」という意味。直訳は「そんなに確信が持てない/そのことについては自信がない」です。
リキもI’m not so sure. I heard it’s due on Monday. (どうかなぁ。月曜日が締め切りって聞いたけど)のように言えば、
ジョンに不快な思いをさせずに済んだはずです。日常会話でもビジネスシーンでも役立つ表現なので、ぜひ覚えておきましょう。
会話例をCHECK!!
A: I heard Kim likes Ben.
(キムはベンのことを好きなんだって。)
B: I’m not so sure about that. She told me she hates him.
(それはどうかなぁ。彼女は彼のこと嫌いって言ってたよ。)
A: Everyone thinks Nancy will get the promotion.
(みんなナンシーが昇進するって思っているよ。)
B: Well, I’m not so sure…
(うーん、どうだろうね…)