show someone the ropes
ropeは「ロープ」「縄」という意味ですが、口語ではthe ropesで「コツ」という意味もあります。なので、show someone the ropes で「コツを見せる」つまり、手ほどきをする、コツをやってみせるといった意味で使われます。似ている表現でlearn the ropesというイディオムがあり、「コツを学ぶ」「要領を得る」といった意味になります。諸説ありますが、船上でのロープの扱いを覚える=慣れる、というところから生まれた表現だと言われています。ropesと複数形にするのを忘れないでくださいね。
A: How’s work going?
(仕事はどう?)
B: My coworker has been showing me the ropes, so I’m getting used to it.
(同僚が教えてくれて、だいぶ慣れたよ)show the ropeで
I’m at the end of my rope.
at the end of ropeは「ロープの端にいる」ですが、会話では追い詰められて「後がない」「もうお手上げ」という状況を表します。
由来はロープに繋がれた家畜などがそれ以上先には進めないことから生まれた表現とも言われています。垂らされたロープの端に必死でつかまっている状況など想像するとイメージしやすいですね。
A: Are you almost finished?
(仕事終わりそう?)
B:The computer won’t connect to the internet at all! I’m at the end of my rope.
(パソコンがネットが全然繋がらなくて、もうお手上げだわ。)