金額の表記
今回は、英語の金額の書き方をクイズ形式で確認しましょう。
次の英文の金額表示は、カンマとピリオドのどちらを用いるのが正しいでしょうか?
Q1 この洗濯機の値段は219,800円だ
A: The price of this washing machine is 219,800 yen.
B: The price of this washing machine is 219.800 yen.
〈解説〉
数字は、ピリオドで区切る場合とカンマで区切る場合がありますが、混同しないように注意が必要です。
ピリオドで区切るのは、150.5cmのように「整数と小数を分ける」場合です。
たとえば、$7,420,000を$7.42millionと表示する場合、ピリオドは小数点を表しています。
一方、読みやすいように3桁ごとに区切る場合はカンマを用います。
日本語ではこのカンマは省略されることもありますが、英語の場合は省略不可です。
つまり、 219,800yenのような金額の場合は、ピリオドではなくカンマを使うのが正しいです。
つまり、Q1の正解はAになります。
Q2 その会社の昨年の収入は765万4千3百ドルだった。
A. The company’s annual income was 7.6543million dollars last year.
B. The company’s annual income was 7,654,300 dollars last year.
〈解説〉
桁の大きな数字の場合、小数点を用いて後ろにmillion(100万)、billion(10億)、trillion(1兆)
のような語をつける表記が好まれます。ただし、このクイズのAのように小数点以下が4桁になるような表し方はしません。
小数点以下は2桁、多くて3桁までが一般的です。
端数を切り上げられる場合は、小数点以下を2桁にして表しますが、正確な数字を表記する必要がある場合は、
Bのようにすべての数字を書き出します。
つまり、Q2の正解はBになります。
POINT
dollarの場合は、one dollar(1ドル)、two dollars(2ドル)のように、
金額が複数になるとdollarも複数形になります。ところが、yenの場合はtwo yensのようにはなりません。
yenを複数形にはせず、two yenのように使うということを覚えておきましょう!