「日常茶飯事」を英語で言うと?
日々のありふれた出来事のことを、日本語では「日常茶飯事」といいます。
これにぴったりあてはまるのが、daily occurrence という英語表現。
daily は形容詞で「毎日の、日常の」、 occurrence は名詞で
「出来事、事件」という意味を持つことから、
この2つの単語を組み合わせて「毎日の出来事」→「日常茶飯事」です。
「うちの会社では残業なんて日常茶飯事だよ」を英語で言う場合は、
Working overtime is a daily occurrence at our company.
となります。
daily の部分を、同じく「毎日の」という意味を持つ everyday に置き換え、
At our company, overtime work is an everyday occurrence.
のように言うこともできます。
さっそく、会話例で使い方を確認しましょう。
A: Do you get along with your younger brother?
弟とは仲が良いの?
B: Yeah, now I do. When were kids, fighting was an everyday occurrence, though.
うん、今はね。子どもの頃は、けんかが日常茶飯事だったけど。
A: I can relate! It was the same for my siblings and I, too.
わかる~! うちの兄弟もそうだったよ。
A: Nanako lost her wallet again?
ナナコはまた財布をなくしたの?
B: It’s an everyday occurrence for her.
彼女にとっては日常茶飯事だよ。
A: That’s true.
確かに。
POINT
またdaily/everyday occurrence のほかに、次のフレーズも
「日常茶飯事」に近いニュアンスを表現することができます。
・nothing special
nothing は「何も~ない」、special は「特別な」。
nothing special で「特別なことは何もない」→「普通のことだ、たいしたことはない、
いつもどおりだ」という意味の言い回し。
It’s nothing special for her to miss deadlines.
締切に遅れるのは彼女にとってはいつものことだ。
・ happen(s) all the time
happen は「起こる」、all the timeは「いつも」。
It happens all the time. で「よくあることだ」という決まり文句。
A: Kevin was late for work again this morning.
ケビンは今朝また仕事に遅れたよ。
B: It happens all the time, so the manager didn’t say anything.
よくあることだからマネージャーは何も言わなかったんだ。
・ par for the course
par は「(ゴルフの)基準打数、パー」のことで、
par for the course の直訳は「ゴルフコースの基準打数」。
基準として定められている打数でコースを回るのは予想の範疇だ、
といった意味合いから「普通のこと、当たり前のこと」を指す表現に。
For Amanda, leaving work early is par for the course.
アマンダにとって、早めに仕事を切り上げるのは普通のことだ。