bottom line
bottom line とは、会社の決算表の一番下に表示される集計結果、つまり「最終損益」のことを言います。
one’s bottom line の形でどの会社の収支であるかを示し、
It seems our bottom line won’t be affected by the new climate regulations.
(わが社の最終損益は新しい環境規制の影響を受けないようだ)
といったような使い方をします。
one’s の代わりに定冠詞を付けて the bottom line とすると、「最終決定」や「結論」、あるいは話の「要点」などを表します。
The bottom line is …で始めると、「要するに~、肝心なことは~」という意味の文が作れます。
後ろにthat節を続けて使います。
A: The wait list for childcare in my city is so long.
(うちの市の待機児童は本当に多いですね)
B: The bottom line is that there just aren’t enough childcare workers.
(要するに保育士さんが不足しているんですよ)
自分がもっとも重要だと思う点を伝えたいときに便利な表現です。
POINT
また、the bottom line は、相手の話が要領を得ない場合に、最終的に言いたいことは何かをたずねるのにも使えます。
A: I haven’t got much time. What’s the bottom line?
(あまり時間がありません。結論は何ですか?)
B: I’ll fill you in on the details later, but basically, we decided to postpone the event.
(詳しくは後でお知らせしますが、基本的にはイベントを延期することにしました)
この What’s the bottom line? の言い換え表現として、
Give me the bottom line.(結論を教えてください)という言い回しもあり、
日常会話でもビジネスでも使えます。前もって長々と背景説明をするよりも、
まず先に結論を述べてから事情を話したほうがよい場合も多いようです。