have a taste for …
ユキがシスターに
Do you know what Jim does on weekends?
(ジムが週末に何をしているか知ってる?)
とたずねると、シスターは
I’m not sure, but I heard that he has a taste for golf. と返答しました。
この文章は一体どんな意味なのでしょうか?
have a taste は「味見をする」というイディオムですが、
he has a taste for golf は「彼はゴルフの味見をします」という意味ではありません。
実は、have a taste for … で「~の趣味がある、~をたしなむ、~を好む」
という意味になります。つまり、シスターが言った
I’m not sure, but I heard that he has a taste for golf. は
「わからないけど、彼はゴルフが趣味だと聞いたよ」ということ。
She has a taste for oil paintings.
(彼女の趣味は油絵です)
I have a taste for fishing.
(私の趣味は釣りです)
のように、for以下をアレンジしてぜひ使ってみましょう。
ちなみに、He has a taste for golf. は、His hobby is golf.(彼の趣味はゴルフです)
に言い換えることが可能です。
また、このイディオムは「~を好む」という意味もあることから、
He has a taste for pink shirts. なら「彼はピンクのシャツが好きです」、
She has a taste for chocolate. なら「彼女はチョコレートが好きです」という意味に。
文脈にとって意味を判断しましょう。
POINT
have と taste が使われているその他のイディオムに、
have good taste(センスがいい、趣味がいい)があります。
たとえば、You have good taste. は「あなたはセンスがいいですね」と
相手をほめるフレーズ。
前置詞の in を伴って You have good taste in furniture.(家具のセンスがいいです)
のように言えば、具体的に何のセンスがいいのかを表すことができます。
反対に、「(~の)センスが悪い、(~の)趣味が悪い」は have bad taste (in …) 。
「彼は服の趣味が悪い」は、He has bad taste in clothes. となります。